今年も行きつけのオカマバー「機関車」の新年会に参加してきました。
「なんでオカマバーの新年会で料亭!?芸子!?」なんて思うかもしれませんが、そこは置いといて・・・。
料亭 春海(はるみ)とは?
※2019年3月末に閉店。92年の歴史に幕を閉じました。
URL | http://www.ryoutei-harumi.jp/(閉鎖) |
連絡先 | TEL:095-822-0228/FAX:095-822-3838 |
部屋 | 全室個室:2名~ 広間:40~50名/テーブル・椅子席:~20名 |
営業時間 | 昼:午後12時~午後3時/夜:午後6時~9時30分 ※要予約 |
所在地 | 〒850-0831 長崎市鍛冶屋町7-48 |
建造年 | 明治40年(1907年) |
認定 | 国登録有形文化財:2005年3月26日 登録 景観重要建造物:2005年9月1日 指定 |
路面電車の「崇福寺」駅(旧:正覚寺下)から徒歩2分くらいのところにあり、八坂神社のすぐ近く。
書院造りを基調として、数寄屋風の部屋を加えているらしいです。
初めて足を踏み入れる時は緊張で足が震えました
料亭花月もそうですが、昔の建物は階段が急!!
防衛上の理由とか、部屋を広くとるためとかいろんな見解があるようですが、仲居さんも大変そうでした(^_^;)
長崎検番の芸子衆のみなさん!
長崎の方なら知っている人も多いのではないでしょうか。
あの長崎検番の芸子衆さんたちが、オカマバーの新年会に来るんです!
ほんと、機関車のママ凄すぎるわぁ・・・。
松の内(1月7日まで)なら黒紋付きにかんざしと稲穂を挿した正装が見れるという貴重体験!
※2018年の写真です。
2018年の様子は野口さんのブログをご覧ください。
さあ、宴の始まりですよ!
まずはお鰭でスタート?
長崎の卓袱料理といえばまずはお鰭(ひれ)です!
そう、カンパーイ!では無いんですよ。
しかし、お正月ということもあり、お雑煮でスタートするんですね。
出てきたからと言って、いきなり手を付けちゃダメですよ!
女将(おかっつぁま)の「お雑煮(お鰭)をどうぞ」という言葉を待ちましょう。
女将がとてもべっぴん(眼福)
おもちも入ったお雑煮(出汁がすごく美味)
お屠蘇からの~乾杯!
お屠蘇をいただいて、主催者(機関車のママ)の挨拶後に乾杯!
次々出てくる料理
見た目も味も素晴らしすぎる料理が次々と出てきます!
金柑の甘露煮がとろける美味しさ
黒豆が癖になるような後を引かない甘さ
刺身もぷりぷりしてて美味しかった
くじらも大好き(好き嫌いはありそう)
お団子は二層になってて美味しい
角煮がキレイ!でもとろける
スープも良い味出てた
お漬物大好き。お酒にも合う
お赤飯はやさしい味
デザートのイチゴが甘くて美味しかった
どれも綺麗で美味しくて、お口の中が宝石箱やぁ~!
芸子衆さんの技が素晴らしい
お酒と食事を楽しみながら、芸子衆さんの伝統芸能を堪能します。
めっちゃ艶っぽいわ~
間近で見れるのも嬉しいですね
やはり、音羽姐さんの流し目は天下一品ですね。
おくんちでも出る「長崎ぶらぶら節」は知ってる人も多いのでは?ぶ~らぶら♪
芸子衆さんがお相手してくれる
嬉しいことに、芸子衆さんたちがお酒を注いでくれたり、お話の相手をしてくれます。
最初は緊張して喋れませんでしたが、さすがプロ!
どんどん話を盛り上げてくれます。
芸子さんに会ったら、ぜひ千社札をもらいましょう!
縁起物ですね~。
お座敷遊びのお時間ですよ!
芸子さんと一緒に、楽しい楽しいお座敷遊びです!
大人たちが大笑いしながら楽しみましたw
恥ずかしがったら損ですね
内容的にもアレなので・・・詳細は語れません。
ぜひ料亭で芸子衆さんを呼んで、粋な遊びをしてみてください。
最後のお見送りは「送り三味線」
お座敷遊びの後はしばらく談笑し、芸子衆さんの踊りを見て閉会となります。
最後に、玄関先で芸子衆さんが「送り三味線」でお見送りしてくれます。
最後の最後まで楽しめる、大満足の会でした。
芸子さんを呼ぶには?
まず、芸子衆さんはどこにでも呼べるわけではなく、呼べる料亭が決まっています。
芸子さんの呼べる長崎の料亭
料亭 一力、料亭 橋本、料亭 青柳、料亭 花月、料亭 新富、会楽園、料亭 春海、料亭 陶々亭、料亭 一二三亭、料亭旅館 坂本屋
※引用:長崎検番
呼び方としては、料亭に芸子衆さんを呼びたい旨を伝えましょう。
その際に人数や時間、踊りなどの希望があれば伝えると、後は料亭の方で調整してくれるそうです。
さいごに
普通に生活しているとなかなかこういう機会に巡り合えません。
機関車でママと出会えて良かった。
ぜひみなさんも機関車に行ってみてください。